ホルモン+HER2+。2005年鎖骨上・下リンパ節への領域再発。07年、09年脳転移。2014年現在皮膚転移と格闘ちう
by 猫乃森
乳がんの女医が贈る乳がんが再発した人の明るい処方箋
連投(^^;)
昨日で一仕事終わったので、次の仕事に取り掛かる前にちょっと息抜きというか、溜まっていたネタを記事にしないと自分の中だけに埋もれてしまうぅ~。
1ヶ月ほど前に出版された小倉恒子先生の本です。先生のブログはこちら。
闘病記と呼ばれるジャンルの本は実は初めて読みました。ただ、小倉先生=耳鼻咽喉科の医師が書かれた本ですから、普通の人の闘病記とはおそらく違うと思います。ご自身の小さな頃からのお話や、結婚、離婚、子供のこと・・・、それだけに留まらず、病気の経緯と実践された副作用対処法、健康法など。医師の目線もお持ちですから、怪しいものには手をお出しになっていないだろうし(いや、否定するためにご自身で試してますね^^;)、医学的な裏付けもあるでしょうから、参考になる点が多いと思います。そうそう、メークのお写真も、ズラ無しスッピンからの大変身を惜しげもなく公開されています。きれいな若いモデルさん(先生十分きれいですけど)やイラストでは説得力に欠けますが、これは患者を大変元気にしてくれるでしょう。
ちょっと気になったのは、ハーセプチンに対しての記述。確かにハーセプチンを使えるようになって悪性度が高いHER2陽性患者の治療も一気に良い方向に進みました。しかし、再発患者がハーセプチンを使用する場合、結局ハーセプチンだけで効くことは滅多になく、他の抗がん剤と組み合わせて使用することになります。一度使いだすと止めるのも勇気がいりますし。よって、ハーセプチンが使えない乳がん患者さんより良いという点は無いというか、かなり費用がかかると言うことを考えると、やはりデメリットは大きいように感じます。ということで、大好きな先生の本ですが☆4つとさせていただきました。ただ、2002年にハーセプチンが使えるようになる前に他界されたHER2陽性患者さんが知り合いにいらっしゃる場合、あの頃この薬があれば・・・と考えて悔しい思いをされるだろうなぁ~と言うことはとてもよく理解できます。
生別死別の違いはありますが、シングルマザーであることや、踊りが好きだったり、使っている薬も私のちょっと前を歩いていらっしゃったり、共通点が多いのでブログはいつも拝見させていただいています。かなり厳しい状況の時でもお仕事はお休みせず、電話相談などにも応じ、そのガッツには脱帽です。年明けからはゼローダからナベルビンに切り替えられるようですが、先生の事ですから副作用もうまく乗り切って、またブログで対処法をご紹介してくださるでしょう。
内容とは関係ないですが、写真も1枚。我が家のツワブキの綿毛。
よく乳がんはタンポポの種にたとえられます(写真はあくまでツワブキですが似たようなもんでしょ^^;)。タンポポの種のようにふわふわと体中に細胞が散っていくの。だから手術だけじゃなくて、抗がん剤を使って全身治療をするんだよ~。
昨日で一仕事終わったので、次の仕事に取り掛かる前にちょっと息抜きというか、溜まっていたネタを記事にしないと自分の中だけに埋もれてしまうぅ~。
1ヶ月ほど前に出版された小倉恒子先生の本です。先生のブログはこちら。
闘病記と呼ばれるジャンルの本は実は初めて読みました。ただ、小倉先生=耳鼻咽喉科の医師が書かれた本ですから、普通の人の闘病記とはおそらく違うと思います。ご自身の小さな頃からのお話や、結婚、離婚、子供のこと・・・、それだけに留まらず、病気の経緯と実践された副作用対処法、健康法など。医師の目線もお持ちですから、怪しいものには手をお出しになっていないだろうし(いや、否定するためにご自身で試してますね^^;)、医学的な裏付けもあるでしょうから、参考になる点が多いと思います。そうそう、メークのお写真も、ズラ無しスッピンからの大変身を惜しげもなく公開されています。きれいな若いモデルさん(先生十分きれいですけど)やイラストでは説得力に欠けますが、これは患者を大変元気にしてくれるでしょう。
ちょっと気になったのは、ハーセプチンに対しての記述。確かにハーセプチンを使えるようになって悪性度が高いHER2陽性患者の治療も一気に良い方向に進みました。しかし、再発患者がハーセプチンを使用する場合、結局ハーセプチンだけで効くことは滅多になく、他の抗がん剤と組み合わせて使用することになります。一度使いだすと止めるのも勇気がいりますし。よって、ハーセプチンが使えない乳がん患者さんより良いという点は無いというか、かなり費用がかかると言うことを考えると、やはりデメリットは大きいように感じます。ということで、大好きな先生の本ですが☆4つとさせていただきました。ただ、2002年にハーセプチンが使えるようになる前に他界されたHER2陽性患者さんが知り合いにいらっしゃる場合、あの頃この薬があれば・・・と考えて悔しい思いをされるだろうなぁ~と言うことはとてもよく理解できます。
生別死別の違いはありますが、シングルマザーであることや、踊りが好きだったり、使っている薬も私のちょっと前を歩いていらっしゃったり、共通点が多いのでブログはいつも拝見させていただいています。かなり厳しい状況の時でもお仕事はお休みせず、電話相談などにも応じ、そのガッツには脱帽です。年明けからはゼローダからナベルビンに切り替えられるようですが、先生の事ですから副作用もうまく乗り切って、またブログで対処法をご紹介してくださるでしょう。
内容とは関係ないですが、写真も1枚。我が家のツワブキの綿毛。
よく乳がんはタンポポの種にたとえられます(写真はあくまでツワブキですが似たようなもんでしょ^^;)。タンポポの種のようにふわふわと体中に細胞が散っていくの。だから手術だけじゃなくて、抗がん剤を使って全身治療をするんだよ~。
by neko-no-mori
| 2009-01-15 15:48
| 本
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